2026/06/05 20:02
カメラを始めたばかりの頃、SNSで写真を検索したことがある方は多いのではないでしょうか。
「こんな写真が撮れたらいいな」
そんな憧れから見始めたはずなのに、気づけば少し落ち込んでしまう。そんな経験をしたことがある方もいるかもしれません。
SNSには素敵な写真がたくさん並んでいます。
光の使い方が美しい写真。
思わず見入ってしまうような風景写真。
プロの作品のような1枚。
見ているだけで刺激になりますし、勉強になることもたくさんあります。
その一方で、
「自分にはこんな写真は撮れないかもしれない」
「センスがないのかもしれない」
そんな気持ちになることもあります。
SNSで見えているのは1枚の写真です。
その裏側にある何年もの経験や試行錯誤までは見えません。
だから気づかないうちに、自分のスタート地点と誰かのゴール地点を比べてしまうのです。
実は私がカメラを始めた頃は、今ほどSNSが発達していませんでした。
だから誰かと比較する機会も少なく、ただ自分の好きなものを撮っていました。
今思うと、とても恵まれた環境だったのかもしれません。
もし当時から今のようにたくさんの上手な写真が流れてきていたら、途中で自信をなくしていた可能性もあるなと思います。
カメラ初心者が挫折してしまう理由のひとつは、上手く撮れないことではなく、誰かと比べてしまうことなのかもしれません。
ただ、SNSを見ること自体が悪いわけではありません。
素敵な写真を見て、
「こんな写真を撮ってみたい」
「この光の使い方いいな」
そう思えるなら、SNSはとても良い刺激になります。
一方で、見たあとに苦しくなってしまうなら、少し距離を置いてもいいのかもしれません。
SNSを見て元気になれるなら見る。
落ち込むなら見ない。
それくらい自由でいいのではないかと思っています。
また、真似をすることも決して悪いことではありません。
最初から自分だけの視点を持っている人は、きっとほとんどいません。
「この構図いいな」
「この光の使い方好きだな」
と思ったら試してみればいい。
でも、同じ場所で同じように撮ろうとしても、全く同じ写真にはなりません。
何に惹かれるのか。
どの瞬間でシャッターを切るのか。
何を残したいと思うのか。
そこには撮る人自身の価値観が自然と表れます。
真似をすることは、自分らしさを失うことではなく、自分の引き出しを増やすことなのかもしれません。
本来、カメラを始めた理由はもっとシンプルだったはずです。
子どもの成長を残したい。
旅行の思い出をきれいに撮りたい。
新しい趣味を始めてみたい。
そんな気持ちからカメラを手にした方も多いのではないでしょうか。
気がつくと、「楽しみたい」だったはずの趣味が、「上手くならなければいけないもの」に変わってしまうことがあります。
でも、写真の楽しさは上達することだけではありません。
光がキレイだった。
空の色が好きだった。
家族の何気ない表情が愛おしかった。
そんな小さな「好き」を見つけることも、写真の楽しみ方のひとつです。
写真を続けることで見えてくるのは、誰かとの優劣ではなく、自分が何を好きなのかということなのかもしれません。
カメラ初心者の方ほど、上手くなることを急がなくて大丈夫です。
まずは自分のペースで、自分だけの1枚を楽しんでみてください。
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Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ)
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